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宮田由美子 アルコールで人生崩壊!離婚し断酒会を決意した子供の一言

2017年7月13日のじっくり聞いタロウに登場する『宮田由美子さん』を知ってますか?

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現在、『公益社団法人 全日本断酒連盟』の初の女性の理事としてアルコール依存症の本人や家族を救う活動をされています。

宮田由美子さんも以前は重度のアルコール依存症で、お酒が原因で離婚。家族よりも、自分の人生よりもお酒を選んだという壮絶な過去をお持ちです。

 

普通のOLだった宮田由美子さんが、重度のアルコール依存症にまでなったいきさつ。
断酒を決意し、アルコール依存症を克服していく壮絶な過去について調べてみました!

 

 

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宮田由美子さんはなぜアルコール依存症になったのか

以前出演した番組で、アルコール依存症になった経緯を詳細に話していました。

 

若い頃、銀行に勤務していた宮田由美子さん。
人見知りな性格だったが、飲み会で「お酒が強い」と言われたことが嬉しかった。


昼の仕事の収入だけではきつく、夜スナックのホステスとして働き始めた。毎日酒を飲み、お酒の量も増えた。

アルコールを飲んで楽しい気分になるのは、脳内で快楽を生み出すドーパミンという物質が分泌されるため。

しかし飲み続けると、効きめが落ちて少しのアルコール量では分泌されなくなり、徐々に量を必要とするようになる。そして飲む量が増えていく。

そして脳内に、アルコールを飲むと楽しくなると記憶されていく。
だから依存になってしまう。


同じスナックで働いていた彼と同棲し妊娠を機に入籍。

妊娠、結婚を機に仕事を辞めたが、日中1人でいると、酒のことが頭から離れない。
妊娠し幸せなはずなのに...それまで毎日飲んできた酒への欲求を抑えることができず都合のいいように理由をつけて、ついつい飲んでしまう。

そして、飲むと罪悪感が襲う。
結局、出産直前まで酒をやめられなかった。

夫の帰りはいつも深夜。

淋しさやストレスから再びアルコールに手が伸びる。
夫は注意をするものの、それが邪魔に感じるようになった。

そんな生活が何年も続くと、飲む事以外何もしたくなくなる。

育児はもちろん、家事も風呂や歯を磨く事も面倒になる。


アルコールを飲み続けると、記憶を司る海馬がマヒし、気を失う。さらに飲み続けると呼吸中枢が麻痺し、最悪の場合、死に至る事もある。

それでも、飲酒量は増えて行き、ついに身体に影響が出始める。

目が覚めアルコールが切れると、手足が震え出し、大量の汗をかく。
これを離脱症状という。この状態から逃れようとアルコールを求める。まさに悪循環。

離脱症状はアルコールを飲むことによってピタリと止まる。
アルコール依存者にとって離脱症状は本当に怖いもの。

さらに離脱症状によって眠れなくなってしまう。
目が覚めればまた眠りにつくまで酒を欲しがる。
さらに幻覚、幻聴が襲う。

宮田由美子さんの場合も、部屋中に尺取り虫が見えたり、花がニヤニヤ笑うトランプの顔に見えたという。

 

度重なる症状に、家族が病院に連れて行った。
そこでようやくアルコール依存症であることを告げられる。

 

さらに詳しく検査をすると、脳の委縮が見られた。
またγGTP(ガンマジーティーピー)という、肝細胞がアルコールで破壊された時に発生する酵素の数値が高いと診断された。

このままでは命に関わるため、ひとまず入院することになった。

アルコール依存症の治療は、離脱症状を和らげる薬物療法を行ない断酒を最優先にした健康的な生活を送っていく。
入院して3日もすればすぐに体調はよくなり食事もおいしく感じた。

その為、およそ3か月で退院が決まり、医師から抗酒薬を処方された。
しかしある日、この薬を飲まなくても酒を我慢できる気がした。結局、都合のいい理由をつけて...酒を飲んでしまった。

結局お酒をやめられず夫に愛想を尽かされ、離婚を告げられた。

だがこの時、夫がいなくなれば酒を飲めるようになると、喜んだ。

離婚して、生活保護を受けるようになったが、その金はほとんどが酒に消えていく。
その後4回も入院したが、それでもアルコールから抜け出せない。

天井からお金が降って来るといった幻聴も見えた。
酒が買えると大喜びして暴れまわった。

救急車で運ばれる、その時「お母さん!行かないで、お母さん!」と息子が必死に叫んだ。
初めて聞いた子どもの心からの叫び。その瞬間、母性が目覚めた。

 

今度の決意は今までと違った。
定期的な通院と一緒に断酒会といった自助グループに積極的に参加した。
そういった場で自分の辛い思いを話す事で心が前向きになって行った。

こうして彼女は今、30年以上も断酒を続けており、現在、全日本断酒連盟の女性初の理事として活躍している。

 

男女ともお酒を飲むとはいえ、アルコール依存症というと男性が多いようなイメージがあります。

そんな中、女性初の理事として表に出て活動される宮田由美子さんの強さを感じました。

「一番なくして辛いと思ったのは人の信用。 そしてお酒がなくてもちゃんと生きて行けることに気が付いた事が嬉しかった」

今では断酒30年になるそうです。

アルコール依存症から立ち直り活動している姿に、何度でもやり直せるんだな、と勇気をもらえます。

 

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意外と身近な!?アルコール依存症

アルコール依存症について調べると、男性よりも女性の方が注意が必要なことが分かりました。

 

女性の場合、女性ホルモンや体重、体内の水分量などが影響して、男性よりも依存症になる期間が短い

・女性の方が、男性より少量、短期間で肝臓障害が進行する

・女性の方が体脂肪が多いため、水より油に溶けにくい性質を持つアルコールは女性の体内に浸透しにくく、それだけ血中のアルコール濃度が上がりやすい

「お酒がなくても“ま、いいか”」と思えない夜が来たときには、危険信号です。

「つい1杯」から女性がアルコール依存症になるわけ [ストレス] All About

 

 

まとめ

適量だと楽しく過ごせるお酒も、アルコール依存症になると本人も家族も辛い思いをしてしまいます。

全日本断酒連盟

全国で活動されているので、必要なときには躊躇せず頼ることが大事だな、と思いました。

 

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